| ■鉄分の特徴特に持病もないのに、顔色が悪い、めまいや息切れがする、
 疲れやすい等の症状を覚えたら鉄欠乏性貧血の疑いがあります。
 鉄の不足によるもので、偏食や朝食抜き、無理なダイエットをしがちな子供や若い女性にも
 この貧血になる人が多いです。
 鉄は普段の食事は意識されることの少ない栄養素だが、血液の重要な成分であり、
 健康維持に不可欠な栄養素です。
 血液中の赤血球に含まれる赤い色素をヘモグロビンといいますが、この核となるのが鉄です。
 成人の体内には男子で約3g、女子で約2gの鉄が存在しますが、そのうち3分の2はこの赤血球中にあります。
 残りは肝臓や脾臓等に蓄えられ、必要に応じて血液に放出されます。
 赤血球は肺で取り込んだ酵素を全身の組織に運ぶという重要な働きをしており、
 鉄が不足しますとこの酵素の供給が影響を受けて、貧血症が現われます。
 鉄は日々消費されますので、毎日、一定量を補給することが大切です。
 注意しなければならないのは過剰摂取です。鉄を多量に摂取しますと、
 中毒症を起こすこともあります。
 成人用のサプリメントを誤って子供が飲まないように注意したいものです。
 なお、野菜や果物、お茶等の渋みのもとになるタンニンは、鉄と結合して不溶性物質を作り、
 鉄の吸収を阻害します。
 鉄のサプリメントはお茶と飲まないようにしましょう。
 また、食物繊維の摂り過ぎも鉄の吸収を妨げますので注意が必要です。
 
 ■種類
 錠剤
 
 ■飲み方
 アメリカの勧告摂取量では、成人男性と更年期障害の女性は1日の摂取量は1000kcalの消費量に対して6rです。
 
 
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